テープ起こしライター・のりの日常

自分の日常、気になること、伝えたいことをつらつらと…

テープ起こしにおすすめの資格ってどんなものがあるの?

こんにちは、のり(@nori_freelance)です!

 

今回のテーマは

テープ起こしライターにおすすめの資格

についてです!

 

音声を文字にするだけなんだから

誰でも出来るんじゃないの?資格なんてあるの?

 

なんて思われる方もいるかもしれませんが

実はいくつもあるんですよ!

 

ただ聞いたことを文字にするだけではなく

テープ起こしライターには様々な【特殊技能】が必要です。

 

それらを客観的に判断するためにも

テープ起こしに興味のある方は

ぜひ資格取得にチャレンジしてみましょう!

 

それではもくじです!

 

もくじ

 

文字起こし技能テスト(R)

これはもう、読んで字のごとく

文字起こしのために存在する資格ですね!

 

インターネット上で受験できるのでとても便利です。

 年に2回(5月と11月)行われます。

 

知識編、技能編がそれぞれ500点ずつで構成されていて

1000点満点で判定されます。

(なんかTOEICに似てますね)

 

850点以上を取得すると

仕事を安心して任せられると言われています。

 

また、901点以上を取得すると

スペシャリストという称号がもらえて

 

就業に有利になることはもちろん

様々な特典を得ることができます!

 

合格・不合格ではなくスコアで判定されるからこそ

 今、自分がどんな位置にいるのかよくわかるので励みになりますね。

 

また仕事をお願いする側としても

単に「合格・不合格」だけだと

トップ合格なのかギリギリ合格なのかで

仕事の質が変わってくるのは当然ですよね。

 

それならスコア制にした方が

どれくらいの力があるのかはっきりします。

 

そしてスコアの高い人ほど

優先的に案件が回ってくるので

必然的に収入も高くなっていくでしょう。

 

受ける側は「自分の実力判定」のために

発注する側は「文字起こしの品質安定」のために

これからも人気の高い資格になって行くと思います。

 

僕も11月に受験予定です!

 

公式テキストも発売されているので

興味のある方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

文字起こし技能テスト 公式テキスト 改訂版

文字起こし技能テスト 公式テキスト 改訂版

  • 作者:エフスタイル
  • 発売日: 2018/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

こちらはサイトになります。

mojiokoshi.org

mojiokoshi.org

 

テープ起こし技術者 資格検定試験

こちらは

一般社団法人 音声テキスト化協会

というところが行っている資格試験です。

 

こちらは

インターネット上で受験できる

試験時間は1.5時間

合格・不合格で判定される

 

としか書かれておらず

具体的にどんな試験が行われるのかはわかりません。

 

しかし、合格すると任意で

ボイテックスメンバーズというサイトに登録が出来て

 

そこに集まってくる文字起こしの案件を

優先的に探せる&紹介してもらえるという特典があります!

 

クラウドワークスやランサーズなどだと

文字起こしの案件が上がってきたら

見つけた人で早いもの勝ち!となりがちですが

 

ここのサイトに登録できれば

上がってくる案件は文字起こしだけになるので

 

納期や内容などを見て、自分のレベルに合ったものを

適宜判断して受注することができます。

 

経験を積みながらレベルアップしたいという方は

ぜひおすすめの資格ですね。

 

この資格のための勉強は

ボイテックス(アスカ21)という会社が提供している

 

ボイテックスライター養成マスターコース

 

という通学(通信)講座を受講することによって

効率的に学ぶことができます。

(僕もこの講座で勉強させていただきました!)

 

もちろん自分で文字起こしの経験を

積んできているという自負のある方だったら

 

講座を受講せずに

そのまま検定試験を受けて問題ないです。

 

(しかし、この記事執筆段階では

 新型コロナウイルスの関係で

 申込受付が中止されているようです)

 

ボイテックスはかなり硬派な

文字起こしの専門会社という印象があります。

 

コロナが落ち着いたら

ぜひ受験してみることをお勧めします!

 

パソコン速記検定試験

これは文字起こしの実際の業務から

一部だけを取り出したような試験です。

 

実際の文字起こしでは

聞き取り不明個所にどんな処理をするか

すぐにわからないものがあったら本やネットで調べる

などと言った作業が入って来ますが

 

この検定は

流れてくる音声を聞いて正確に入力する

という能力のみを判定するものです。

 

文字起こし作業における

粗起こし(最初にざっと大まかに内容を文字にすること)

の能力だけを判定するものですね。

 

もちろんこの試験だけでは

最終的に納品される品質までは判定できないですが

 

少しでも速く正確に粗起こしをすることができれば

その分修正にも時間がかけられますし

 

トータルで受注できる案件の数も増えるので

粗起こしが速くできるに越したことはないですね。

 

最初の2つと比べると

あまりテープ起こしライターにとっては

メジャーじゃないかもしれませんが

 

1級を持っていると優遇してくれる文字起こし会社もあるので

 僕はこの資格も取ってみようと思っています!

 

下記のサイトから3級の体験もできますよ。

www.k-typing.com

タイピング技能検定

e-typingというタイピングサイトがあるのですが

そこの運営会社が実施している検定試験です。

 

級によって行われることが変わって行くのですが

 

単キー、カナ、単語、短文、長文

 

の入力の正確性とスピードを測るものです。

 

これは合格・不合格がはっきり出るので

ある一定水準の点数を取らないといけません。

 

この試験もインターネットから申し込みはいつでも出来て

模擬試験は何度でも受験できます。

 

模擬試験で確実に合格できるようになってから

お金を振り込んで受験すると良いのではないかなと思います。

 

他にもタイピング系の資格はあるのですが

テープ起こしにはあまり関係はしなさそうなので

 

テープ起こしライターを目指す方は

これらの4つの資格を合格orハイスコアを

目指すと良いと思います!

 

まとめ:資格が無くても出来るからこそ

テープ起こしは資格が無くても

仕事を受注することは出来ます。

 

しかしその仕事は良い条件とは限りません。

 

なぜなら良い条件の案件は

クライアントがベテランを優先的に採用するため

たくさんのライバルがいるからです。

 

その人たちをかき分けて

高単価の案件をゲットするためには

 

クライアントに

自分の能力を分かりやすくアピールしないと

自分の存在を見つけてもらえません。

 

その時に

資格はありません!やる気だけはあります!

という人と

 

文字起こし技能テスト950点

パソコン速記検定試験1級持っています!

という人とでは

 

初めて仕事を預ける側としては

後者の方が安定した仕事をしてくれるのではないか

と思うのは自然だと思います。

 

自分の力が高まれば

文字起こしの効率も上がって

結果的に単価も上がることになるので

 

資格を取れば

アピールも出来て稼げるようになって

一石二鳥ですよね!

 

自分の力を客観的に証明するために

ぜひ資格ゲットを目指しましょう!

英語教員時代の話

今回はテープ起こしのことではなく

僕個人のことを少し書いてみようと思います。

 

今までいろんな職を経験してきた僕ですが

一番長かったのが高校の英語教員でした。

 

もくじ

 

教えることが好きだったから

僕は子どものころから

周りに何かを聞かれることが多かったです。

 

運動であったり、勉強であったり

年上からだったり、年下からだったり

 

そんなこともあってか

相手に教えることが多かったのですが

 

いろんな例を挙げて

相手が「そうか!なるほど!」と

目からうろこが落ちて感動する様子を見て

 

「教えるってやりがいのあることだな」と

子どもながらに感じていました。

 

大学時代も塾講師のバイトをずっとしていました。

 

深いところまで教えられるのは中学よりも高校

教員免許は中学と高校を持っているのですが

教育実習は高校に行きました。

 

なぜかというと

中学は基本的なことを楽しく学ぶところ

高校は専門的なことを深く学ぶところ

というイメージがあったからです。

 

僕は何事も深く追求するタイプだったので

中学で教えていては自分が退屈してしまう気がしたのです。

 

先生になるつもりはなかった

でも、自分は学校の先生にはなるつもりはなかったのです。

 

なぜなら

教えること以外にもやるべきことがたくさんあるから、です。

 

生徒指導や修学旅行や部活など…

教員を志す人はこういうことが楽しくて志すのでしょうけど

 

僕はただ「分かりやすく教えること」に特化したかったので

塾講師としてキャリアを積んだ方が良かったのかもしれません。

 

認知言語学にも興味を持ったので

大学院(言語学)への憧れもずっとありました。

 

しかし、大学時代の恩師が

 

勉強ばかりしていては頭でっかちになるから

生身の中学生・高校生に教えてみて

それでも情熱が無くならないんだったら

それから院に行っても遅くないと思う

 

と言ってくれて、教壇に立つ気持ちになれました。

その中で得られたたくさんの経験

それでも、教員として働いた期間に得られた経験は

どれもかけがえのないものでした。

 

職員室の様子とか

学校行事の盛り上がりとか

部活の引率とか

入試の採点とか(!)

 

公に出来ないこともいろいろありますが(汗)

 

実際にやってみないとわからない

先生のやりがいや苦労などをたくさん知ることができました。

 

もう1回やってみるかと言われると

今はテープ起こしの方が楽しいので

こちらを取ってしまいそうですが

 

教えることは今でも好きなので

何かしらのきっかけで教えることは

続けて行くことになるんじゃないかなと思っています。

 

それは英語であるとは限らないですけどね。

 

まとめ:学校の先生は大変です

やはり、学校の先生はすごく大変です。

 

一般企業と違って

教員は世間の目からさらされるので

そういう意味で違った辛さがあります。

 

運動部の顧問になんてなると

休日返上しても雀の涙ほどのお給料しかもらえません…

 

どんなお仕事でも大変は大変なんですが

僕はやっぱり教員には向いてないんだなと思います。

 

やっぱり僕は僕らしく

コツコツとマイペースで歩んで行こうと思います!

 

次回はまたテープ起こしネタに戻すつもりなので

お楽しみに!

テープ起こしはいくら稼げるのか?

こんにちは、のり(@nori_freelance)です!

 

今回は結構気になるところの

テープ起こしライターの収入

について書いて行きます。

 

テープ起こしは

在宅で行う副業と位置付けて

作業されている方が多い印象があります。

 

実際、テープ起こしと検索してみると

大体ヒットする経験者の方は女性がほとんどです。

(家事・育児・介護などと相性が良いからでしょう)

 

僕みたいな30代(現時点)男性のテープ起こしライターは

非常に珍しい存在なのだと思います。

 

では、本題の

テープ起こしライターの収入について書いて行きます!

 

もくじ

 

一般的には月に数万円

一口に収入とは言えども

その人が普段どれくらい作業できるかにも

収入は大きく左右されます。

 

単純に受けた件数と

打てる文字数と体力で決まってくるわけですからね。

 

もちろん人間の体力と精神力には限界がありますから

テープ起こしだけで月に数十万円稼げる人は一握りだと思います。

(実際にはいらっしゃいますが!)

 

では、平均はどれくらいなのか?

 

ネットなどの情報を総合すると

一般的な方で5万円~10万円弱くらいのようですね。

 

パートで外にも働きに出ている方は

テープ起こしで3万円くらい。

 

テープ起こしを本業にしている方は

10万円を超える方もちらほら。

 

ちなみに僕はというと…秘密です(笑)

 

この記事にも書きましたが

下手すれば時給300円なんて世界ですからね。 

nori-freelance.hatenablog.com

 やはり

「何となくやってみようかな?」なんて

始めると結構痛い目を見そうです。

 

でも、僕は始めてよかったなって思いましたけどね♪

 自分の世界に没頭できる感覚が好きです。

 

依頼される相場は?

これは依頼する会社によりけりみたいです。

60分の音声で5000円とか

同じ長さでも専門用語がたくさんあるものは1万円を超えるものも。

 

でも、業者によって

文字起こしを甘く見ているところなんかは

1分30円~50円なんて低賃金で募集しているところもあるとか?

 

しかしこんなひどい値段設定は

クラウドワークスとかランサーズのような

文字起こしを専門に受注しているわけではないところが

 

「文字起こしなんてこれくらいの報酬かな?」と

舐めて来ている値段設定だと思っています。

 

しっかりとした品質を求められる

文字起こし専門会社にライターとして所属している人は

そんな低賃金の案件はないと思います。

 

しかし、もちろん仕事を与えてもらうという立場上

売り上げの何パーセントかは会社が持っていきますけどね。

 

もしそれを全部自分のものにしたければ

自分で個人的に営業して、直接仕事を得るしかありません。

 

そうするとお金は全部自分のものになりますが

トラブルがあった時などは全部自分一人で

対処しなければならないので

それはそれで大変な面もあります。

 

相場の金額や納期のバランスなどを

企業と直接交渉できるくらいまで

スキルを高めて行かないと

うまく収入を増やしていくことは難しいでしょう。

 

また、テープ起こしは

毎月一定数の案件があるとは限りません。

 

それも年収には関わってくることでしょう。

(繁忙期は12月から3月くらいのようです)

 

まとめ

僕の調べてみた感覚ですが

月の収入で言うと

 

お小遣い稼ぎ感覚で取り組んでいる方

始めたばかりの初心者の方

~5万円

 

副業として責任を持ち時間を取って取り組んでいる方

テープ起こしの会社にライターとして所属している方

5万~15万円

 

テープ起こしの営業の高いスキルがある方

専門分野を定期的に受注できるお得意先がいる方

15万円以上

 

(上記はあくまでも僕のざっくりとした感覚です)

 

やはりテープ起こし一本で生活して行くには

相当な覚悟やスキルが必要になりそうですね。

 

テープ起こしが軌道に乗ってきたら

webライティングや動画編集のお仕事を

並行してされている方もいるみたいですね。

 

テープ起こしとライティングは

似て非なるお仕事ですが

それはまた別記事で書くことにしましょう。

 

それでは今回はこの辺で!

僕も稼げるテープ起こしライターを目指します!

テープ起こしに向いている人って?

こんにちは、のり(@nori_freelance)です!

 

今回は

テープ起こしに向いている人

というテーマで書いてみようと思います。

 

ある意味、誰でも出来て

ある意味、限られた人にしかできない仕事、テープ起こし。

 

あなたはテープ起こしに向いているでしょうか?

 

もくじ

 

細かいところまできちんと仕上げたい人

テープ起こしは、1つの単語の聞き間違いや

話者の特定の勘違いなどがあると

大きく意味が違ってしまうことがあります。

 

なので

「多分、こう言ってるんじゃないかな?」

「まあ、これでいいか」

「こんなの、聞き取れるわけないじゃ~ん」

などと、簡単に諦めてしまうのでは

プロ失格ってことなんですよね。

 

もちろん、人間の耳にも限界はあるし

録音環境にも影響されます。

 

それでもそんな状況の中

できるだけ設備の使い方や集中力でカバーして

1つでも多くの単語を聞き取るという気概が必要です。

 

日本語に詳しい(または興味を持っていること)

先日の記事でも紹介しましたが

日本語は数多くの同音異義語がある言語です。

 

いがい(意外、以外)

かくりつ(確率、確立)

たいしょう(対照、対象、対称、大賞、大将など)

さいご(最後、最期)

いどう(移動、異動)

とくちょう(特徴、特長)

など…まだまだあります。

 

漢字を間違えてしまうと

意味が全く違ってしまいますよね。

 

「さいご」と「いどう」なんて

意味の違いが分からない人もいるかも?

 

また、話の中で

「あべしゅしょう」と聞こえて

安倍首相と変換すべきところを

「阿部」首相なんてしてしまったら

 

このライターは一般常識に欠ける!

 

と、次から仕事が減ってしまうかもしれません。

 

正しく「聞き取る」だけではなく

正しく「理解」し、「変換」までできないと

商品として納品することはできないのです。

 

広く浅く知識を持っている人(または興味を持っている人)

 

テープ起こしは、どんな案件が来るかわかりません。

 

自分の好きな話題だけとは限らず

医療の話、法律の話、エンジニア同士の話、起業家の話など

 

自分の専門分野ではない話を

起こさなければならないことは必ず出てきます。

 

興味のない話でも

1度聞くくらいなら人生誰しもあると思いますが

 

テープ起こしライターは

それを何度も何度も聞き返して

原稿にする必要があるのです。

 

そんな時に

「もうイヤだ!」と思うか

「全然分からないけど…どういう意味なんだろう?」と思うかで

 

長くテープ起こしを続けて行けるかが

変わってくるでしょう。

 

幅広い分野への好奇心や知識があると

テープ起こしライターとしてはすごく有利です。

 

自分の専門分野を持っている人

上記とは正反対のように思えますよね。

 

どういうことかと言うと

どんな案件が来るかは分かりませんが

自分の強みを相手に伝えることは出来る

ということなのです。

 

テープ起こし会社は

自分の会社のスタッフの中から人材を選び

 

外注する会社は

様々な外注サイトから人材を募集することになります。

 

その起こすべき題材が

起業家同士の対談だったらどうでしょう?

 

その起こしを

起業を志した人が起こすのと

全く考えたこともない人が起こすのとでは

 

知っている専門用語の数が違うので

起こす時間も変わるし、正確性も変わってくるでしょう。

 

仕事をお願いする側も

速くて奇麗なデータが上がってくれば嬉しいし

 

ライターからしても

自分の得意分野の音声だったら

ストレスなく起こすことができるでしょう。

 

自分からは仕事は選べなくても

発注する側が「この案件はあの人にお願いしよう」と

ライターを選ぶってことは大いにあることなのです。

 

なので、様々なことに興味を持つと同時に

自分が得意とする分野を持つこと&増やすことは

 

テープ起こしを長く続けて行くことや

稼げるテープ起こしライターになるためには

とても大切な要素です。

 

タイピングが得意

テープ起こしは基本的に音声を聞きながら

キーボードをタイプし続ける仕事です。

 

話者が話すのと同じスピードで

タイピングし続けることは不可能に近いですし

 

話者も原稿を読んでいるわけではないから

何度も言い間違えるのは当たり前。

 

その結果、途中まで起こしていたのに

その言い間違いから、それをケバとして

処理しなければいけなくなるかもしれない。

 

つまり

 

音声を聞きながら

打ち込みながら

変換しながら

正しい言葉かを確認しながら

自分の間違いを修正する

 

そんな作業を数時間に渡って続けるのです。

 

そんな時にキーボード操作が

両手の指を1本ずつ使って打っていたらどうでしょうか?

 

もちろん、ちょっと再生して止めて…を繰り返せば

最終的に起こすことは可能でしょうけど

途方もない時間がかかってしまいます。

 

1時間の音声を起こすのに

プロでも5~6時間は平気でかかると聞きます。

(しかも奇麗に録れている音声で)

 

速く打てても間違いだらけではダメですが

あまりにも遅すぎたら作業の効率が悪すぎるので

 

それほどハイスピードで打てなくても

キーボードの配置を覚えている程度の知識は欲しいところです。

 

可能ならタッチタイピングをマスターして

キーボードには目を向けずに画面を見て打ち続けられたら

とても良いですね!

 

(注:これは以前、ブラインドタッチと呼ばれていた技術ですが

 blind=盲目の という意味から、差別的意味合いがあるのではないか

 ということで、現在はタッチタイピングと呼ばれています)

 

タイピングをマスターするのには

いろんな方法がありますが

これはまた別の機会に書くことにします。

 

時間管理・体調管理ができること

テープ起こしライターは個人事業主なので

基本的に業務委託という形で働きます。

(テープ起こし専門の会社に就職するという道もあります)

 

発注元と一対一のやり取りを繰り返して

1人で打って、納品して、終わり。

そしてまた受注して…を繰り返します。

 

サラリーマンで会社勤めをしていたら

「そろそろ休んだら?」と先輩が心配してくれたり

「ちゃんとやれよ!」と上司が叱咤してくれたりなど

周りとの交流がありますが

 

テープ起こしライターはずっと、1人です。

 

作業しすぎて腰を痛めたり

タイピングのしすぎで腱鞘炎になっても

労災が適用されるわけでもありません。

 

なので

自分が一度にどれくらい作業できるのか?

どれくらいやったらどれくらいの休憩を取った方がいいのか?

自分が一番集中できる時間はいつなのか?

 

など、自分のパフォーマンスを一番発揮できる状況を

自分が一番知っていないといけないのです。

 

自営業でも客商売だと

リアルなお客さまが目の前にいますが

 

1人でパタパタキーボードを打ち続けることに

どれだけ耐えられるか…という点も

テープ起こしライターに向いているかどうかを

考えるうえでとても大切です。

 

ということは逆に言えば

一人の時間がとても好きだという人は

テープ起こしライターにぴったりってことになりますね!

 

パソコン操作にある程度習熟している

ウイルス対策ソフトを入れる

Wordファイル、PDFファイル、テキストファイルの区別

ファイルにパスワードをかける

ファイルをダウンロードする

ファイルを圧縮・解凍する、など…

 

今の時代、テープ起こしライターは

インターネット上でデータのやり取りをして仕事をします。

 

いくらタイピングが出来ても

その辺りのデータのやり取りがうまく出来なければ

仕事をお願いする側としても不安になるでしょう。

 

最初から全てわかっている必要はなくても

ネットで調べて自力で解決できるくらいの検索力は必要です。

 

会社なら同僚に聞けることでも

テープ起こしライターは誰にも聞けないですからね。

 

マイペースな人にピッタリな仕事、テープ起こし。

もし、あなたも興味を持ったなら

ぜひテープ起こし、始めてみませんか?^^

テープ起こしの様々な種類

こんにちは!のり(@nori_freelance)です。

 

テープ起こしって、いろんな要望があります。

 

普段僕たちが話している言葉って

文字に表すと余分なものがたくさんありますよね。

 

「えっと、昨日さ、あそこに行ったじゃない。

 その時お昼の1時に、あれ、2時だっけ。そうそう2時にさ…」

 

なんて感じで

人はかなり、言いたいことを言いたい順番で

適当に言っていますよね。

 

言い淀み、勘違い、言い直しなどなど。

では、文字起こしにおいて

それらはどのように処理されるのでしょうか?

 

文字起こしには大きく分けて3つの種類があります。

 

録音されたものをそのまま書き起こすもの。

状態を崩さずに余分なものだけそぎ落とすもの。

しっかり奇麗な文章として整えるもの。

 

上からそれぞれ

素起こし

ケバ取り

整文

と呼ばれます。

 

今回はそんなテープ起こしの主な要望3つについて

書いてみようと思います。

 

もくじ

素起こし

素起こしとは音声を音声そのままの形で

文字にすることです。

 

えー、あの、えっと、など

その人の口癖や

 

で、~ね、はい、などの特に意味のないあいづちも

全て文字に起こします。

 

とはいえ、聞いたものを

本当にそのまま打ち出せばいいので

どれを消して、どれを残して

という神経を使わずに済みます。

 

こういう要望をされる方は言い間違いも含め

全てを判断基準にすることが必要な

裁判記録や、何かの成長記録などが多いでしょう。

 

もし、裁判記録なんて担当したら

自分の聞き間違い一つで

その人の運命が決まってしまうかもしれない…

 

そんなプレッシャーがかかる案件は

僕はまだ請け負ったことはありませんが

 

それをビシっと納めることができれば

一人前のテープ起こしストになれたと言ってもいいでしょう。

 

ケバ取り

ケバ取りとは

話に直接の無い文字を書き起こさない起こし方です。

また、言い間違いなども書き起こしません。

 

僕のイメージでは

この起こし方を依頼される方が多いように思います。

 

独特な口癖をかなり乱発される人は

ケバ取りをしただけですごく奇麗に見えます(笑)

 

ケバ取りをした文章は

自然な感じはそのままで、整理され読みやすい文章になります。

 

整文

整文とは、ケバを取ることはもちろん

言葉の順番を入れ替えたり、文末をですます調に整えたりして

文法的にも完璧な、奇麗な文章にすることを言います。

 

ケバ取りでは文末を勝手に変えてしまうのは

絶対にNG!なのですが

 

逆に整文ではそこもしっかりと奇麗に整えます。

 

雑誌に載っている芸能人のインタビューなどは

整文されたものが使われています。

 

芸能人でも人の子ですから

雑誌の文章のように

淀みなく話し続けることは出来ないはずです。

 

きっと

言い間違えたり、主語を後から付け足したりと

自由な話し方をしているはずです。

 

もしかしたら間違って覚えてる

読み方だってあるかもしれない。

 

しかし、それを1つの「読みもの」として

ずっと残して使おうと思ったら

日本語のプロが正しく訂正しないといけません。

 

雑誌やブログに読み物として載せる場合

整文したものが使われることでしょう。

 

まとめ:様々なニーズの文字起こしがある!

一言に文字起こしと言っても

その用途によって様々なものがありますね。

 

最近では動画の文字起こしをする人も増えていますが

その場合、視覚的効果を狙って

注目させるところでは文字を太くしたり色を変えたりもしますし

 

笑い声が絶えない声優さんのラジオの文字起こしなどは

「ふふふ」「ギャー!」「ムフっ」みたいな

ちょっとした含み笑いだって文字にした方が面白くなります。

 

逆にちゃんとしたインタビューに

そんな表現ばかり使われていたら違和感がありますよね。

 

やはり文字起こしにもTPOがあるのです。

 

あなたが文字起こしを依頼するなら

どんな形式でお願いしますか?

 

また、あなたがもし文字起こしのお仕事をされているのなら

どんな案件が多いですか?どんな案件が好きですか?

 

文字起こしって、面白いですね!^^

テープ起こし(文字起こし)のやりがいと魅力

こんにちは、のり(@nori_freelance)です!

 

前回は大変さをお話ししたので

今回はテープ起こしのやりがいや魅力について

書きたいと思います!

 

前回の記事はこちらからどうぞ!

 

nori-freelance.hatenablog.com

 

もくじ

 

 

いつでもどこでもできる

テープ起こしは音声データをクライアントから入手したら

期限までに原稿にして提出すればOKです。

 

そして、それはいつどこでどのようにやろうが

全く関係ありません。

 

家でも、カフェでも、旅行先でも

部屋着でも、頭がぼさぼさでも

外が大荒れの天気でも、朝早くやっても、真夜中にやっても

全く関係ありません。

 

とにかく期限までに原稿が完成すればいいのです!

満員電車なんか当然無縁です!

 

また、タイピングよりもスマホフリック入力の方が速い!

なんて人もいるかもしれませんね。

 

文章を打ち込むのならそれでも良いかもしれません。

 

しかし、文字起こしの場合

聞き取れなかった場合の記号を打ち込むとか

スマホだとやりにく操作も出てきますので

最終的な清書はパソコンの方がいいでしょう。

 

しかし、まずざっと文字にするという

「荒起こし」の段階だったら

 

寝ころびながらスマホでやっても

誰にも怒られることはありません(笑)

 

もちろんプロの文字起こしストは

最初からキーボードで打ってしまうでしょうけど

 

時間もやり方も自由!っていうのは

文字起こしの1つの特権ではないでしょうか。

 

日本語力が高まる

文字起こしは、商品としての文章を納品するので

誤字脱字はもちろんのこと

しっかりとした文章になっていないといけません。

 

音としては聞き取れていても

漢字が間違っていたり(意外と以外、確立と確率など)

 

前後の文脈を考えれば分かるような

変な勘違いをしているままだったり

 

そんな状態で納品したら

お客さまに「大したことないな」と思われてしまいます。

 

日本語が話せれば誰でもできる

というわけでもありません。

 

日本人全員が国語の先生や

日本語教師ができないのと同じです。

 

文字起こしストにとっても

確かな日本語力が必要になります。

 

もし、外国語の文字起こしをしようと思ったら

外国語の単語や文法力、リスニング力も必要になります。

(もちろん日本語よりも単価は高くなります)

 

そんな状況に立ち向かっていけばいくほど

どんどん確実に奇麗な日本語を使えるようになって行くでしょう。

 

動画が情報の主流になって来ているとはいえ

まだまだしっかりした文章が書ける人は重宝されます。

 

文字起こしを本業にせず

副業にしている人もたくさんいますが

 

自然と奇麗な文章を書けるようになるというのは

人生において大きなアドバンテージになるだと思います。

 

幅広い知識が手に入る

これが、文字起こしを生業にする人にとって

一番大きなことだと思います。

 

どこでも出来るとか、国語力が身につくというのは

他の仕事であるかもしれませんが

 

基本的にテープ起こしはどんな内容のものを

担当することになるかわかりません。

 

しかし逆を言うと、今まで自分が全く触れたことのない

未知の世界を知ることができる可能性があります。

 

正直最初は用語がさっぱり分からず

調べるのも時間がかかり苦痛かもしれませんが

 

調べて行くうちに内容が理解できて

「そういうことだったのか!」と感動することも。

 

読書によって自分の人間力が広がって行くように

仕事をすればするほど世の中のことが分かって行く感覚。

 

年を重ねれば重ねるほど深みを増して行き

自然と人間力が高まる仕事。それがテープ起こしなのです。

 

自分次第で報酬はかなり高くなる

テープ起こしは、慣れない間は時間がかかるので

時給で言うと300円くらいになってしまうかもしれません…

 

それならアルバイトでもしていた方が

よっぽどお金になりますよね。

 

しかし、もし

2時間分のテープ起こしを2万円で依頼された場合

それを4時間で起こすことができたら、時給5000円になります!

(現実的ではないですが、あくまでも一例です)

 

もちろん現実的には

打ち合わせのためのメールや電話があったりするので

タイピングしている間の時間だけがかかるわけではないですが

 

自分の作業時間を短縮すればするほど

自分の時間単価が上がって行くって、すごくやりがいを感じませんか?

 

普段時給や日給の給料体系に慣れてしまっていると

「はやく仕事終わらないかな~」なんて

「いかに作業をせずに時間を稼いでお金をもらうか」

ということに思考を巡らせている人もいるでしょう。

 

時給なら「そこにいるだけでお金がもらえる」のですが

テープ起こしのような成果報酬では「結果が全て」なので

 

早かろうが遅かろうが

「完成すればいい」のです。

 

テープ起こしは

1文字いくら、または 1分いくら

という「文字と長さ」という尺度と

 

いつまでに完成させなければいけないか

という「納期」によって金額が決まることが多いです。

 

早く仕事をこなすことができれば

録音時間が長く、かつ、納期が迫っている案件を

どんどん受注することができるので

結果的にどんどん稼ぐことができます!

 

時給2000円~3000円も努力次第ではいけるでしょう。

 

のんびりやっていても

納期に間に合えば誰にも怒られはしませんが

全然割に合わない仕事になるでしょう。

 

速く、かつ、ていねいに仕事をこなせる人には

とても魅力的な仕事だと思います。

 

テープ起こしは自分のペースで知性を高められる仕事!

先日の記事と比べると

魅力が少ないように感じますが 

やはりここは向き不向きなのでしょうね。

 

僕はどんどん急かされてやる仕事が苦手なので

マイペースにできるテープ起こしは好きです。

 

また、好奇心旺盛なので

やればやるほど新たな発見があるのは

人生が豊かになってとても楽しいです!

 

また、誤字脱字が気になって仕方がない性格なので

納品する前にくまなくチェックしまくります。

 

ということは…

 

やはり僕には

テープ起こしが向いてるってことなんだなと思いました!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

テープ起こし(文字起こし)という仕事の大変さ

テープ起こし(文字起こし)って、向き不向きがあると思います。

 

なぜなら、パッと聞いた感じでは

「簡単そう」「誰にでも出来そう」

と思われる方が多いのではないかと思うからです。

 

しかし…その印象とは裏腹に

とっても大変な仕事なのですよ!

 

今回は、僕がテープ起こしに出会ってから

テープ起こしの大変さに気づくまでを記事にしました。

 

最後までご覧いただけば嬉しいです^^

 

もくじ

 

テープ起こしとの出会い

 テープ起こしという仕事があることを知って、今日でほぼ1カ月。

今では毎日テープ起こしに関連することをして過ごしています。

 

僕は今までいくつもの仕事を経験してきましたが

要領よくパッと仕事をこなすということが苦手でした。

 

自分のペースで、自分のやり方で

じっくり物事に取り組むってことが合っていたのですね。

 

そんな中、新型コロナウイルスが流行り始め

外にもあまり自由に出歩けなくなったとき

 

「家で、自分のペースで、じっくり取り組める仕事はないかな?」

と思い、いろいろ検索をしていました。

 

その時見つけたのが「テープ起こし」でした。

 

なんかピンと来た僕は、関連のページを検索しまくって

いつの間にかたくさんの情報を集めていました。

 

僕は細かいところまでチェックしてしまうし

誤字・脱字を見つけるのも得意だったりするので

「自分に向いてるんじゃないかな?」と思ったのです。

 

しかし、そのとき僕は

 

耳が聞こえて、目が見えて、タイピングがある程度できれば

テープ起こしなんて誰にでもできるんじゃないか?

 

と思いました。なので

 

誰でもできることなら人気はあるだろうし

スキルを身に付けたとしても自分に仕事がもらえるんだろうか?

 

と、始める前から不安になりました。

 

でも、「やってみたい!」と思った自分の気持ちを大切にして

やるからにはある程度しっかり学びたいと思ったので

それほど時間をかけずに、通信講座を申し込んでみました。

 

それからまもなくしてテキストが到着。

ワクワクしながらページをめくると…

 

テープ起こしなんて誰にでも出来る仕事

 

そんな僕の考えが

ものすごい思い上がりだったことを思い知ったのです。

 

商品として納品できるクオリティ

ただ、自分が個人的に文字にするだけだったら

文字起こしって時間がかかるだけの単純作業に過ぎません。

 

しかし、文字起こしを仕事としてやろうと思ったら

自分勝手に表記してしまっては商品として納品できる形にはなりません。

 

あくまでもクライアント(お客様)の望む形に仕上げて

なるべく訂正の必要のない状態にして納品しないと

わざわざお金を出してまで依頼した意味がなくなってしまいます。

 

「あ、しまった」なんて誤字がある状態で納品してしまうと

「この人はチェックが甘いな」なんて思われて

次の仕事が依頼されにくくなるのは間違いないです。

 

表記ルールの厳格さ

自分1人で文字起こしをする分には

多少ルールがぶれていても全く問題はないでしょう。

 

しかし、実際の場面では

長時間の会議を複数の人が手分けして作業することがあります。

 

そういう時に

 

この人は「出来る」を漢字で書いているのに

この人は「できる」とひらがなで書いている

 

なんてことがあると

【表記ゆれ】という読みにくい文章になってしまいます。

 

もちろんこれは、一人で文字起こしをしているときにも

起こり得ることです。

 

長時間の作業になればなるほど

「できる」「とき」「なに」「ない」などは

漢字になったりひらがなになったりしがちです。

 

Wordの表記ゆれチェック機能なども駆使して

1つでも多くの表記ゆれをチェックして納品しないと

信頼を失ってしまうことになります。

 

作業が遅いとお金にならない

これはwebライターさんなどでも同じことだと思うのですが

文字起こしは「時間」または「文字数」と、「納期の長さ」などで

料金が変わります。

 

なので、作業に取り組む前に

この文字起こしを完成させたら報酬はいくらもらえるのか

ということは事前に分かります。

 

ということは、早く仕上げれば仕上げるほど

時給換算するとたくさんのお金がもらえるということになりますね。

 

しかし…そう簡単には行かないのです。

 

1時間の音声を奇麗に文字化するのに

プロでも5時間から6時間くらいはかかると言われています。

 

それなら、初心者はなおさらもっと時間がかかります。

 

タイピングのスピードはもちろん、誤字脱字チェック

表記の知識、フォームやレイアウトの知識などなど

 

作業に慣れていないと時間ばかりが過ぎて行き

結局納品するのに10時間かかってしまったりすることもざらにあります。

 

そうなるとベテランと比べると

もらえるお金は同じでも、かかった時間が倍なので

時間単価は半分ということになります。

 

1つだけの案件をこなすだけなら

それほど気にしなくても良いかもしれないですが

 

「文字起こしで収入を得て行きたい!」

と思っている人にとっては、たくさん数をこなす必要があるので

出来るだけ時間をかけたくないのは誰だって同じだと思います。

 

のんびり自分のペースでやっていては

本業にしても副業にしても「割に合わない」のが

テープ起こし(文字起こし)なのです。

 

現実は厳しいのです!残念ながら…

 

また、タイピングスピードはもちろんなのですが

テープ起こしは自分のやりたい案件ばかりが

舞い込んでくるわけではありません。

 

医療の話、スポーツの話、ITの話などなど…

自分が全く知らない、興味のない分野のテープ起こしは

終始、頭の中が「???」となります(笑)

 

そして、当たり前のことなのですが

「知らない単語は聞き取れない」のです。

 

いくら集中して聞いていても

 

「このさーすの企業が…」

 

と聞こえてきて

 

え、さーす?さーすってなんだ?

と、脳が一瞬フリーズします。

 

しかし、テープ起こしを生業とするプロは

そこで「わからないからいいや」と

投げ出してしまってはいけないのです!

 

可能な限り、あらゆる手段を使って

調べまくらないといけないのですね。

 

基本、パソコンで作業をするので

ネット検索が主になるとは思うのですが

 

検索エンジンを駆使して

それっぽい単語を調べて行きます。

 

ITの話題で「さーす」という発音に

近い単語はあるだろうか?すると

 

SaaS

 

という単語を発見しました!

 

意味を調べてみると話の内容にも合致している!

じゃあさっきの「さーす」は、これであってるんだ!

 

と、まるでクイズ番組を解答したかのような爽快感が得られます(笑)

 

そんなことがテープ起こしストには日常茶飯事。

なので「真面目で根気強い人」しか続けていけないのです。

 

雑音や話者の癖との格闘

録音した音声に

常に雑音が入っている場合や

話者にすごく癖がある場合にも、苦戦を強いられます。

 

話している人たちはまったく気にしていないのですが

こちらとしては

「ぷちぷちぷちぷち」「さーーーーーーっ」「がさがさがさ」など

常に耳に響くようなノイズがすっごく気になるのです。

 

しかもそれが長時間かつ

聞き取りにくい単語のところを何度も巻き戻して聞く場合

そのノイズにさらされまくることになるのです。

 

レコーダーの上に紙を置いてしまって気付いていないとか…

こっちとしては「やめてくれー!」となります。

 

また、話者が

すごく声が小さいor大きい

ぬちゃっ、べちゃっとした口の動かし方をする

舌ったらずで聞いていて個人的にイライラする

などもあって

 

これもずっと聞いていなければならないので

こういう音源に当たるとストレスMAXです(笑)

 

守秘義務がある

文字起こしは会社の議事録として残したいなどのほかに

芸能人のインタビューや、外部に漏れてはまずい会談などもあります。

 

なので、世間に出回る前に

自分だけその機密情報を知ってしまう可能性もあるのです。

 

インタビューでも、実際に記事に載らないことでも

音声の中では言っていたりすることもあります。

 

「あの会社、こんな商品開発してるらしい」とか

「あの芸能人、こんなこと言ってたのか」なんて

まだ出回っていない情報を知ってしまったら

誰かに話したくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、これは完全にNGです。

 

依頼してくださる方は

「文字に起こすことのみ」を依頼しているわけで

それ以外のことで相手側にデメリットが起こるようなことは

決してしてはいけないのです。

 

自分自身が何かするわけではなくても

その話を聞いた人が自分なりに解釈して

良くない噂なんて広められてしまったら

損害賠償を請求されるかもしれません…(怖)

 

「こんな単語をこう聞き間違った」くらいなら

どこのどんな話かわからないので良いでしょうけど

 

具体的な会社名とか、内容とかを

我が物顔で言いふらしてしまってはプロ失格なのです。

 

そういう「言いたくても言えない」という

葛藤を抱えるのも仕事の内なのです。

 

最低限のビジネスマナー

ただタイピングをしていれば良いというだけではなく

人と人とのやり取りなので、しっかりした社会人としての

やり取りを求められます。

 

これはどんな仕事でも同じですよね。

 

礼儀正しい言葉遣い

納期をしっかりと守る

何かあった時にはちゃんと連絡をする

 

などなど、全て当たり前のことなのですが

これらが当たり前にできないと、仕事を依頼する側も

 

同じスキルがある人なら

やり取りを心地よくできる人がいいな

 

と、離れて行ってしまうのが人情というものです。

 

僕がテープ起こしについて調べ始めたときに

すごく心に響いた文章を見つけました。

 

(そのエピソードは、こちらの ろころぐ 様から拝借しました)

 

ブログ主様は、とてもたくさんの応募がある中で

1人だけの難関を勝ち取った経験がある方で

 

その経験から語られる

「自分が仕事を得られた秘訣」は

 

いつも相手のために一言を付けたすようにした

 

そうです。

 

単純な仕事の連絡だけではなく

「あれから、あの件はどうなりましたか?」とか

「あのように言われていましたが、最近はどうですか?」とか

「最近は暑い/寒いので、体調には気を付けてくださいね」など

 

ほんの1行でいいから

自分の気持ちを伝えるように連絡をされていたそうです。

 

採用の連絡をもらったときに

「どうして自分なのですか?」と聞いたら

「やり取りをしていて心地が良かったから」と言われた、と。

 

とっても素敵なエピソードだなと思いました。

 

僕もクライアントさんと

こんなテープ起こしが出来るようになったらいいなと思います^^

 

まとめ:テープ起こしは生半可な仕事じゃない!

今までいろいろ思いつくままに書いてきましたが

テープ起こしって、大変なんです…

 

しかし、逆を言えば

誰でも出来るわけではない、れっきとした専門職

ということでもあります。

 

やればやるほど知識が蓄積されていき

精度の高いテープ起こしが出来るようになっていく。

 

そうするとお客さまにも信頼してもらえて

継続してお仕事がいただけるようになっていく。

 

やはり、最終的には

継続と思いやりなんだなと思いました。

 

最後までご覧いただいてありがとうございました!

 

ろころぐ様のブログはこちらです。

この記事の他にも心温まる記事がたくさんありますよ^^

rocoseven.com